2013年11月16日土曜日

『インヘリテージ』インドネシア発!萌え×燃えな横シューでアジアの風を感じよう!

インヘリテージ(iTunes 200円)
インヘリテージ LITE(iTunes 無料体験版)
開発:Tinker Games


インドネシアのTinker Gamesが開発した横スクロールシューティングがやたらツボに入ってしまい、色々と他にやりたいアプリが溜まっているのにこればかりやっている。時間よ、止まれ……! というわけで、萌えだけでなく燃え要素もふんだんに取り入れたストーリーが魅力の横シューが、架け橋ゲームズによって日本語ローカライズされた。それが、今日紹介する『インヘリテージ』だ。


なんかもう、冒頭から引き込まれる感じだ。萌えというより燃え、意外なほど殺伐とした世界観を予感させるオープニングは個人的にグッときた。さらに、驚きのフルボイス。それもインドネシア語。正直まったく何を言ってるのかわからないが、女の子の声は可愛らしいのでOKだ。


オープニングも終わり、そろそろチュートリアル的なシューティングパートかな……。という予想を見事に裏切り、アドベンチャーパートがはじまる。いわゆるライトノベル的な学園異能モノのテイストを保ちつつ、インドネシアの神話や地理を織り交ぜたストーリーは素直に先が気になった。ローカライズにありがちな不自然な日本語もなく、読み物としてしっかりクオリティを感じられるレベルだ。


シューティングパートのまえに、軽く操作の確認をしよう。スマートフォンに最適化されている操作性で、バーチャルパッドでなくスライドによって移動を行うことができる。当たり判定のマジックコアもわかりやすく表示されているので、弾をギリギリで避けることもそれほど難しくはない。一度当たったらゲームオーバー、というわけではなく、画面左上のシールドの数だけ持ち堪えることが可能だ。

通常ショット攻撃は自動で行ってくれる。特殊攻撃ゲージが溜まったら、右下の特殊攻撃ボタンでマジックバリアを展開し周囲の時間を遅くすることができる。これは、特殊攻撃の事前動作のようなもので、マジックバリアを展開しても無敵になるわけではないので注意だ。無敵ではないが敵の弾や動きがスローモーションになるので、弾を避けたり攻撃のための位置取りを行おう。特殊攻撃はジェスチャー入力で、どんなジェスチャー入力かは装備している技によって違う。特殊攻撃中は無敵になるので、攻撃的な使い方だけでなく防御的な使い方も可能だ。


iPhoneでのシューティングプレイ経験はさほどないが、操作性は全体的に良好で快適にプレイすることができた。特殊攻撃のジェスチャー入力がややわかりづらく、スライド入力を求められた際に移動を暴発してしまったりするとしょんぼりする。しょんぼり。


サポートにつけるラクヤンと特殊攻撃も変更することができる。すべてをアンロックするには「HARDモードを特殊攻撃使用せずクリア」という、かなーり頑張らないといけないハードルが待ち構えている。EASYでもNORMALでもステージをクリアすれば少しずつアンロックされていくので、ゲームに慣れながら徐々にお気に入り装備を探そう。また、通常攻撃のタイプも集中射撃と分散射撃の2種類から選択することができるので、好きなタイプを選ぼう。

ちなみに、筆者はNORMALモードがやっとクリアできたという程度の腕前だ。上記の画像はすべての装備がアンロックされているものだが、リリース当初の不具合ですべてアンロックされていたところをスクリーンショット撮っただけである。頑張って自力で解放したいが、HARDモードつらい……。ちなみに、2013/11/15現在のLeaderbordでは、筆者が堂々の1位となっている。すぐに抜けるスコアだと思うので、みんな、頑張ってクリアしよう!


番外。インドネシアのゲーム事情に詳しくないので知らなかったが、『インヘリテージ』の日本語ローカライズはインドネシアのメディアに広く取り上げられている様子だ。公式Facebookページでシェアされていたものを下記にまとめてみる。もちろんインドネシア語なので、雰囲気だけ味わってみよう。

JURNAL OTAKU - Game Lokal “Inheritage” Di Lokalisasi ke Jepang
MakeMac - Game Lokal Besutan Tinker Games, Hadir Dalam Bahasa Jepang
GAMESINASIA - Game Buatan Lokal, Inheritage Dibuat Khusus Untuk Pasar Jepang
Game8 Indonesia - Game Buatan Developer Lokal, Inheritage, Berhasil Masuk ke Jepang!
Japanese Station - Inilah “INheritage: Boundary of Existence” Game buatan anak negeri yang menembus pasar Jepang

アジアでのアニメ人気は高く、アニメフェスティバルなどもちょこちょこ開催されている。萌え系のコンテンツやJRPGテイストのゲームならアジアでのローカライズはやり方次第なのかなと感じていた今日この頃、アジア発で日本に向けた作品が出てくるのは、なんというか、個人的に応援したいなと珍しく長い記事を書いてしまった。有料アプリなのでダウンロードを躊躇っているひと、LITE版だけ触ってそのままなひとも多いだろうが、シューティング好きにもアドベンチャー好きにもオススメできるゲームなので、期待は裏切らないはずだ。

アプリリンク:
インヘリテージ(iTunes 200円)
インヘリテージ LITE(iTunes 無料体験版)

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