2013年8月30日金曜日

『はってん!ぼくのまちづくり』お手軽まちづくりSLG

はってん!ぼくのまちづくり(iTunes 基本無料)
開発:Adways Interactive




スキマ時間にちょこっとゲームをプレイしたいという欲求を持ってるひとは多いだろう。従来のソーシャルゲームのようにひたすら「進む」ボタンを連打してスタミナ消費するゲームも、パズドラ系のように1クエストに時間がかかるゲームも、意外と「ちょこプレイ」には向いてなかったりする。「とはいえ、なめこ栽培キットのように単純な放置ゲーも飽きてきたし……」というひとにオススメしたいのが、今日紹介する『はってん!ぼくのまちづくり』だ。




ゲームとしては、特に目新しいところがない「まちづくり」シミュレーションゲームだ。マンションを建てて住民を増やし、お店を増やしてお金を稼ぎ、稼いだお金で更にまちを大きくしていく。商品の補充をタップでしていく以外は放置してもOKなので、ちょこプレイがしやすい。時間に少し余裕があれば、タクシーでお客さんを乗せて運んだり、ミッションをクリアしてお金を稼ぐこともできる。



また、まちの発展状況に合わせて住民の様子を伝えてくれるシナリオが入る。これが、意外と継続するモチベーションになっている気がする。本作は、"米モバイルゲーム会社大手Glu Mobileが開発・配信し、世界52カ国/地域のApp Storeで無料アプリ部門トップ100にランクインした人気タイトル「Small Street」の日本語版"らしいが翻訳の違和感はない。むしろ、海外らしいウィットが効いたセリフも良い味を出している。



住民のコスプレ要素もあり、衣装によって能力があがったりと恩恵もある。コスプレや時短に必要なチケットは課金要素でもあるのだが、普通にプレイしていくだけでも結構数がもらえるので遊び方の幅は広いだろう。個人的には、住民全員に「赤ちゃん」のコスプレをさせてダメ人間の王国を作りたいと考えている。

まちづくりゲームが好きなひとだけでなく、単純にカジュアルなデザインが気に入ったり、暇つぶしのゲームがしたいというだけのひとも遊んでみてはいかがだろうか。 

アプリリンク:はってん!ぼくのまちづくり(iTunes 基本無料)

2013年8月28日水曜日

『わんこそば』もちっとしたゆるキャラに癒やされる

わんこそば(iTunes 基本無料)
開発:Cybernoids




仕事で疲れたとき、思わぬにわか雨に打たれたとき、靴紐が急に切れたとき、無性に癒やされたくなるときはないだろうか? 「ゲームらしいゲームするのも、SNSでテキスト読むのも今は受け付けん。癒やしをくれ」というひとにオススメしたいのが、今日紹介する『わんこそば』だ。



「ゲームモード」の遊び方はいたってシンプル。画面上方からわんこにふりかかる蕎麦を、ひたすらスワイプして取り続けるだけ。わんこが蕎麦に埋まってしまったらゲームオーバーだ。蕎麦を取り除いた数に応じて、称号や「おて」「わんわん」などの芸を、そしてアイテムをゲットできる。



スワイプに失敗してわんこのほっぺたをタップしてしまうと、怒って「ぷいっ」としてしまう。取り除いた蕎麦のカウントも「-5杯」されてしまうので、つっつかないよう優しくスワイプする必要がある。わんこが「ぷいっ」とした表情も可愛いので、思わずつついてしまいたくなるときもあるが、我慢だ。



たまに出てくる焼き餅わんこにも注意する必要がある。iPhoneを傾けてわんこを左右に寄せながら、ふりかかるそばをスワイプして取り除こう。焼き餅わんこをタップすると、怒って膨れてしまうので更に困った状況になってしまう。たまに上方から降ってくる「あげだま」を使えば、焼き餅わんこと蕎麦、両方を一掃できるので上手く活用しよう。



「ゲームモード」で手に入れたアイテム、芸などは「タッチモード」で使うことができる。可愛らしくわんこにお洒落させるのもよし、上記のようにちょっと変わった格好させるのもよし。どっちにしても、可愛い。タッチするといちいち反応してくれるので、暇な時間にアプリを起動させて触れ合うと心が癒やされること請け合いだ。

一点不満を挙げるなら、「ゲームモード」のスワイプの反応がやや悪い気がするくらいか。蕎麦を取り除こうと思ってタップしてしまうと、ちょっと寂しい。とはいえ、可愛いわんこが好きなら迷わず遊んで癒されよう。

アプリリンク:
わんこそば(iTunes 基本無料)

2013年8月27日火曜日

『チェインクロニクル』求められていた王道RPG

チェインクロニクル(iTunes / GooglePlay 基本無料)
開発:SEGA CORPORATION




RPGっぽい雰囲気のソーシャルゲーム、というのは今までにもプレイしたことがあったが、ここまでRPGを感じられるゲームはなかった。そう素直に感じたのが、今日紹介する『チェインクロニクル』だ。

自分の年代でRPGといえば、まず頭に浮かぶのがドラクエやFFなどスーファミ全盛期のタイトルである。もちろん、携帯ゲーム機やスマートフォンで遊べる名作の移植版も楽しいが、仕事の合間や通勤時間などでもう少し気軽にプレイしたい。『チェインクロニクル』のプレイ感覚は、そんな思いと需要にマッチしている。



ゲームの基本はタワーディフェンスゲームだ。WAVEと呼ばれるターンごとに押し寄せる敵をしりぞけ、全滅させればプレイヤーの勝利。味方ユニットが全員倒される、あるいは敵の誰かに画面右端のラインを超えられたらプレイヤーの敗北となる。キャラクタをドラッグさせて移動させたり、スキルを発動させたりとバトル中にやれることは意外と多い。 過去にタワーディフェンスゲームのプレイ経験があるひとには取っ付きやすく、未プレイのひとにも敷居は低いだろう。



各キャラクタの背景がしっかりしていて、ソーシャルゲームではないがしろにされやすい低レアのノーマルキャラにもしっかり設定やボイスがあるのは、『チェインクロニクル』の大きな魅力である。スキル使用時にはカットインだけでなく、専用のボイス再生もキャラごとにある。とはいえ、能力はレア度に比例する部分も大きいので、「このキャラ好きだけど、そろそろ戦力的に厳しい……」という状況になることも。ゲームとして仕方ないとはいえ、課金アイテムでも構わないのでドーピング手段をもっと多く用意してくれても良かったかも、と個人的には思う。



シナリオパートは単なるお楽しみ要素ではなく、進めることで精霊石(パズドラでいう魔法石)をもらえたり、キャラクタがスキルを会得したりとゲーム本編にも影響する。ストーリーはメインとなる本編シナリオ、サイドストーリー的なキャラクタごとのミニシナリオ以外にも、複数の特定キャラクタ取得が条件となる「チェインストーリー」がある。このチェインストーリーは特定キャラの取得が開放条件となるので、戦力の強化以外の目的でガチャを回したくなってしまう。ちなみに、途中で選択肢が出ることがあるがゲームの進行にはあまり影響しないようだ。上記の場面では、迷わず「胸がでかいから」を選択した。



もちろん、不満がないわけではない。まず、混戦になってしまうとキャラクタが重なってしまい、操作したいキャラクタを選択しにくいのが気になる。また、メニュー画面のUIもやや気になる部分があり、ワンボタンでホーム画面に戻りたいのにマップ画面を経由しないと戻れなかったりと、少しだけフラストレーションが溜まる箇所があった。

とはいえ、全体的にはゲーム、シナリオともにクオリティはとても高く、久しぶりに「RPGをプレイしている」感覚を楽しめるエポックメイキングな作品であることは疑いようもない。普段ソーシャルゲームをプレイしないひとにこそオススメしたい、新時代の「スマートフォンゲーム」を体感しよう。

アプリリンク:
チェインクロニクル(iTunes / GooglePlay 基本無料)

2013年8月26日月曜日

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気になったiPhoneアプリのレビューや感想を書き連ねるプライベートブログです。
都内在住、1985年生まれのゲーム会社宣伝担当が自由気ままに運営しております。
平日はしがないサラリーマンで、土日は家でまったりしています。