2013年9月27日金曜日

『チェインクロニクル』が『シャイニング・ブレイド』と豪華コラボ

チェインクロニクル(iTunes / GooglePlay 基本無料)
開発:SEGA CORPORATION


当ブログでも取り上げた『チェインクロニクル』が初コラボ。コラボタイトルは、同じくセガが運営する『シャイニング・ブレイド』だ。タイトルは知らなくても、超人気絵師Tony氏のイラストが拝めるとあってはチェックせずにはいられない。気になるイベントの詳細は下記をチェックだ。

コラボ情報ページ

初めてのコラボということで、キャンペーン内容も充実している。特設ページにもあるように、TwitterプロモーションとしてTony氏のサイン入り色紙をGETできるキャンペーンもやっている。抽選で外れても『シャイニング・ブレイド』のクリアファイルをGETできるチャンスがあるようなので、作品のファンは参加してみよう。

もちろん、酒場ガチャからは『シャイニング・ブレイド』のキャラクタも獲得できる。パッと見た感じ、個人的には金髪ツインテのミスティが好みだ。おっぱいも良い。期間限定の特別クエストでは、武器カードだけでなく、『シャイニング・ブレイド』主人公のレイジも手に入るぞ。前線キャラが足りないというひとは、ひとまずレイジ獲得を目標にイベントを進めると良いかもしれない。

また、本日より10月3日(木)までの期間、ログインボーナスとして精霊石が1個配布されるキャンペーンも行っている。コラボタイトルのファン以外にも美味しいので、忘れずログインしよう。


筆者は精霊石が40個ほど溜まっていたので、これを機にすべてガチャに使ってみた。だが、残念ながら『シャイニング・ブレイド』キャラは1枚も出ず……。代わりと言ってはなんだが、SSRの騎士「パーシェル」が出たので改めてパーティ構成を考えてみたくなった。

『チェインクロニクル』についていくつか。キャラ数も増えてきたので、複数パーティ構成を登録できて敵によって切り替えられるとよりゲームらしさが増すような気がする。また、イベントのバリエーションも「特別クエスト」「レイドバトル」以外にも欲しくなってきた。ラインディフェンスとしては敵との相性がわかりづらく対策を立てにくく、結局力押しになってしまうなど少しずつ物足りなさが出てきた。セールスはかなり景気の良い数字が出てきているので安泰そうだが、まだまだ伸びしろを感じる作品などで今後のアップデートにも期待していきたい。

アプリリンク:
チェインクロニクル(iTunes / GooglePlay 基本無料)

「東京ゲームショウ2013」とある宣伝担当の感想

東京ゲームショウ2013
日時:2013年9月19日-20日(ビジネスデイ)/21日-22日(一般公開日)
会場:幕張メッセ

今更ながらデッキ構築型ゲーム『ドミニオン』に大ハマリしてしまったのでブログ更新滞っていたが、改めて先日の東京ゲームショウの感想を書いてみよう。イベントの詳細は下記のページで確認していただきたい。

東京ゲームショウ2013 | TOKYO GAME SHOW 2013

主要なメーカーの作品は既に大手の媒体で取り上げられているし、ここでは割愛する。あまり取り上げられていない海外バビリオンやインディーズゲームコーナーの気になった作品だけ簡単にまとめてみる。

・美少女をひん剥く! 台湾メーカーの脱衣系ARシューティング



まず気になったのがコレである。少しエッチなイラストに気をとられたのではなく、ARゲームがとういうものか気になってプレイしてみた。「台湾ゲーム館」に出店していたNoah Games StudioのARシューティングゲームだ。

ARマーカーを端末のカメラで認識するとマーカーの上にゲームフィールドと3Dの美少女が表示され、ゲームがスタート。タブレットを動かし照準を美少女に合わせ、タップすることで弾を発射しダメージを与えるというシンプルなシューティングだ。

ただ、一点特徴的なのは、ダメージを負うごとに美少女の服がどんどん破け、仕舞いにはほぼ裸同然となることだ。これに気づいた筆者は黙々とプレイし、わりと余裕をもってステージクリア。ご褒美のCGも見ることができた。スタッフのお兄さんともなんだか仲良くなり、課金のアバター衣装で難易度を上げ再プレイしたが、そちらは惜しくもクリアならずだった。エロは万国共通なのだな、と感じた一幕だ。

・GPSを用いたロケーションベースのMMOゲーム



次はスイスのゲームメーカー「Gbanga」だ。こちらでは2つのゲームを展示していた。まずは、地理ベースのクエストとマフィアをテーマにした、ロケーションベースのMMOゲーム『Famiglia II』だ。プレイヤーは地図上に存在する実世界のレストラン、バー、美術館、銀行を制圧していく。

ゲームは非同期によるミニゲーム対戦だ。ターゲット層はリアルタイム戦略MMOゲームを愛するミッドコアなゲーマーで、アプリ内課金のARPU想定は$20だそうだ。軽く触った感じ、GPSによる位置ゲーとマフィアというコンセプトはマッチしていて楽しそうだと感じた。が、このままのテイストで日本で受け入れられるのは難しそう。

もうひとつは、加速度センサーとマルチプレイヤーの屋外ゲーム『Bumble Bee』だ。プレイヤーはマルハナバチとなってコース上に点在する花を集めていく。加速度センサーと連動しているらしく、ゲーム操作は実際に端末を手にして歩いたり、方向を変えたりすることで行う。周りにひとがいないかチェックしながら、実際に遊んでみた。

メーカーのコーポレートサイトを見た限り、純粋なゲームメーカーというよりゲーミフィケーションを活かしたワークショップ、ブランディング、あるいは教育方面での活動も意欲的なようなので、このアプリも小さな子ども対象のワークショップなどで使用を考えているのかもしれない。

・興奮度MAX! 爽快感MAX! 発射系パズルゲーム!



ここからはインディーズゲームコーナーで気になったゲームだ。台湾のアプリ開発会社「Keitai」が開発中の『ROCKET CUBE』というパズルゲームが面白そうだった。どういったゲームなのかは動画をチェックしていただきたい。



画面上方から次々とブロックが落ちてくるので、同じ色のブロックをタップする。普通の落ち物系パズルゲームと違い、このゲームではタップするとブロックはその場で消えず、ロケットになって飛んでいくのだ。上にブロックが多く積まれているとロケットの勢いが足りなくなって、落ちてしまう。それを防ぐために、ブロックを連続で発射させ下から突き上げるように連鎖を組む必要がある。わりと反射神経も要求されそうなパズルゲームで、軽く触った感じ面白そうだった。

・Kickstarterで資金調達成功した2DドットのサイバーパンクRTS



グラフィックを一目見て気になったのが、中国北京のデベロッパー「Onipunks Studio」より発売予定となっている『C-Wars』だ。調べてみたら、Kickstarterでも資金調達成功している。iOS版がリリースされたら忘れずチェックしたい。



・シナリオも気になる! 和風な世界観のRTS



最後に、和風な『Plants vs. Zombies』という印象を受けた作品を紹介する。台湾のゲーム会社「eHooray」の『百鬼之夜』だ。軽く遊ばせてもらったが、タワーディフェンスゲームとして楽しめそうだと感じた。デモを見る限り、シナリオパートのクオリティも高そうだ。海外作品につきまとう翻訳の不自然さがなければ、シナリオも個人的に気になる作品だ。日本語版リリースは来月10月を予定しているとのことだ。

今回は、海外メーカーのタイトルを中心に気になった作品をいくつか取り上げてみた。TGSに行って個人的に痛感したのは、「英語で相手が何を言ってるのかわかっても、話慣れてないので咄嗟に自分からは単語が出ない」ということなので、とりあえず英語を少し勉強したい。という、ゲームに関係ない締め。

イベント詳細:
東京ゲームショウ2013 | TOKYO GAME SHOW 2013

2013年9月20日金曜日

『Cytus』世界観重視のハイセンスな音ゲー

Cytus(iTunes 200円 / GooglePlay 基本無料)
開発:Rayark Inc.


反射神経に極度の難があり、トランプのスピードをやるとくまのプーさんも驚きのトロさを発揮してしまう。そんな筆者でも、音ゲーはリズムと記憶力である程度カバーできるので楽しめる。スマートフォンアプリに音ゲーは数あれど、そのなかでも抜群にハイセンスなのが今日紹介する『Cytus』だ。


操作は一般的な音ゲーとそれほど大差はない。画面を上下する黒いラインにノートが重なったら、タップしたりドラッグしたりホールドするだけだ。他の音ゲーをプレイしたことがあれば、チュートリアルを軽く触れば操作方法は把握できるはず。特徴的なのはノートは定位置に固定されてるわけでなく、画面内の様々な場所に現れることだ。目視だけに頼らず曲をよく聴き、リズムに合わせてタップしていこう。


慣れるまではやや難易度を感じるものの、ある程度触っていけばハイセンスな世界観と音ゲーとして気持ちのよい操作性に心を奪われる。「画面のどこをタップしてもよい」タイプの音ゲーと比較すると、移動中などはプレイしにくいのが難点といえば難点か。


遊べる曲も実にバリエーション豊かだ。ファンタジー風の楽曲からJPOP風、臭いメタルからジャズやトランス系まで様々なジャンルが収録されている。曲ごとに用意されているジャケット風の一枚絵もお洒落だ。開発は台湾の会社だが、サウンドクリエイタとして日本人も参加しており、日本語ボーカルの曲も多い。

また、このゲームには、「遠い未来、希薄になっていく人間の感情をなくさないために、ロボットたちが感情を音楽に変換し、Cytusと呼ばれる場所に保存していく」というバックグラウンドがある。個人的にこういった世界観が好きなので、ゲーム外に広がる雰囲気にもハマってしまった。有料アプリだが、ボリュームとクオリティを考えれば文句なしにオススメできる。気になったら是非ダウンロードして遊んでみよう。

アプリリンク:
Cytus(iTunes 200円 / GooglePlay 基本無料)

『Bar Oasis 1.5』ゼロからわかるバーテンダーのいろは

Bar Oasis 1.5 Japan(iTunes 基本無料)
開発:Corners Studio Ultramarine


お酒にまつわる失敗談や体験談は、20代前半をピークに少しずつ鳴りを潜めるものだが、先日社会人になってはじめて潰れてしまった。お酒はほどほどにね! というわけで、お酒が好きなひとも苦手なひとも、アダルティな雰囲気を楽しみたいひとにオススメできるのが、今日紹介する『Bar Oasis 1.5 Japan』だ。


ゲーム画面を見てもらえばわかるように、登場キャラクタがやたらアダルティなのがこのゲームの魅力だ。主人公はブラジル出身のスタイル抜群なお姉ちゃん。職をなくしてフラフラしてるところを、ダンディズム溢れるヒゲのおじさんに見初められ、未経験ながらバーテンダーをやることになる。お客さんとして現れる面々も個性豊かで、ゲームの合間に展開するストーリーも人間関係が気になる雰囲気重視のつくりとなっている。


そもそも、バーテンダーのゲームというだけで独自性が高い。その独自性を損なわないレベルで雰囲気を楽しめる凝ったデザインになっているのも大変格好いい。お客さんが来たらコースターを出し、オーダーを聞いたら伝票をきって、必要なグラスやシェイカー、お酒を選ぶのがゲームの基本となる。


例えばBacardi(バカルディ)を作ろうと思ったら、カクテルなのでまずシェイカーを選択する。そして、カクテルグラス、ラム、グレナデン・シロップを選択。必要なものをすべて選択したら、実際にカクテルを作る画面に移るぞ。指示に従いラムとシロップを適切な量シェイカーに入れて、ライムをギューっと絞ろう。そして、iPhoneを懸命に振ることでシェイクする。すると、あっという間にカクテルが出来上がるというわけだ。「こんなの覚えられない!」というひとも、ヘルプを押せばナビゲートしてくれるので安心だ。慣れてきたらヘルプなしで作ったほうが評価が高くなるので、よくオーダーされるカクテルの作り方は覚えてしまおう。

バーテンダーを気分を味わえるアダルティなゲーム、ということでやや人を選ぶかもしれないが、好きなひとはどっぷりハマれるはずだ。翻訳も素晴らしく、読み物としてのクオリティも単純に高い。タイム・マネジメント・ゲームのように売上ノルマがあるわけではないので、格好良くカクテルを作ってもゲーム内でフィードバックされないのはやや残念な点だ。


本ゲームは無料だが、前作にあたる『Bar Oasis』と『Bar Oasis 2 Japan』は有料だ。雰囲気が気に入ったら是非ダウンロードして遊んでみよう。意外なほど奥が深いストーリーと、小粋な冗談で笑うことができるはずだ。カクテルが飲みたくなる大人のアプリなので、普段ゲームをプレイしないアダルティなひとも試しに触ってみてはいかがだろうか。

アプリリンク:
Bar Oasis 1.5 Japan(iTunes 基本無料)

2013年9月19日木曜日

『PrincessFury』気軽に爽快感が味わえるベルトアクション

PrincessFury(iTunes 200円)
PrincessFury Lite(iTunes 無料体験版)
開発:MoStar


「好きなゲームジャンルは?」と聞かれたら、「ベルトアクション」と答えたくなる年頃の筆者。メガドラっ子だった自分が『ゴールデンアックス』に慣れ親しんだのは必然であるし、『ダンジョンズ&ドラゴンズ シャドーオーバーミスタラ』をゲーセンでポチポチ遊んでいたのは青春だ。最近では『ドラゴンズクラウン』がやはり楽しい。iPhoneアプリでもベルトアクションゲームは時折見かけるが、爽快感や操作性に難があるものが多い。そのなかでもひとにオススメできるクオリティなのが、今日紹介する『PrincessFury』だ。


操作はバーチャルパッド方式だ。左側に固定された擬似ジョイパッドで移動、右側に固定されたアタックボタンで攻撃だ。アタックボタンは押しっぱなしでも連続攻撃してくれるので、iPhoneでの操作もストレスは少ない。ゲームとしては基本的なベルトアクション同様。プレイヤキャラである大剣を装備したプリンセスを、右に左に動かし敵を駆逐していくことになる。


他のベルトアクションと比較して特徴的なのは、「サーヴァント」と呼ばれる仲間をセットすることが可能な点だ。戦士タイプだけでなく弓使いや僧侶、魔法使いなど様々なタイプのサーヴァントが戦闘をサポートしてくれる。最大8人までサーヴァントはセットできるので、中盤以降は敵味方が多数入り乱れた乱戦になりやすい。


アクション要素だけでなく、ハクスラ系よろしくレベルアップ要素もある。プレイヤキャラであるプリンセスはレベルアップすると必殺技を覚えることができ、最大3つまでセット可能だ。必殺技の種類も周囲に稲妻を発生させたり、敵を押し返す突進攻撃や竜巻を飛ばす技などバリエーション豊富だ。プリンセスだけでなく仲間であるサーヴァントもレベルアップする。

ステージクリア条件も敵の全滅以外にも、ボスの撃破や特定ターゲットの防衛、クリスタルと呼ばれる拠点の制圧などバラエティ豊かだ。攻略に行き詰まったら過去ステージに戻ってレベルアップすれば、意外と簡単に突破できることが多い。


有料アプリなのでひとによっては敷居が高いかもしれないが、ベルトアクション好きでも楽しめるゲーム性、グラフィックや演出の綺麗さを考えれば文句なしにオススメできる。「大剣をブンブン振り回すお姫様」というコンセプトも、ほのかに中二病心をくすぐってくれてよい。

個人的に感じた最大の難点は、レベルによる能力差が大きいゲームバランスなのに、次レベルまでに必要な経験値が表示されないことだ。あとどのくらい育てればよいのか目安がないので、その点は不満が残る。また、「ベルトアクションはプレイヤースキルこそすべて、レベルアップは邪道!」というストイックなひとにもオススメしにくいかもしれない。

とはいえ、このクオリティのアクションゲームが安価で楽しめるのは充分魅力的だ。iPhoneでベルトアクションを楽しみたいというひとは、是非ダウンロードして遊んでみよう。

アプリリンク:
PrincessFury(iTunes 200円)
PrincessFury Lite(iTunes 無料体験版)

『TGSガイド』いよいよ始まったTGSで迷子にならないために

TGSガイド(※現在は配信されていないようです)
開発:Nikkei Business Publications, Inc.


東京ゲームショウ2013が本日開幕。果たして、今年はどれほど綺麗なコンパニオンのお姉ちゃんが集まってるのか気になるところだ。というわけで、事前リサーチをせず行き当たりばったりで東京ゲームショウを回ろうと思ってるひとにも是非オススメしたいのが、今日紹介する『TGSガイド』だ。


このアプリは、東京ゲームショウ2013の会場MAPや出展社リストを閲覧できる公式アプリだ。ビューアーは電子書籍タイプとなっており、画面中央をタップすればメニューが出てくるスタイルだ。ページ数が多いコンテンツは、下方向の「つまみ」部分をスワイプすればジャンプできる。「検索」を使えば知りたい情報をコンテンツ内から検索することも可能だ。


なんといっても役に立つのは、事前にコンテンツをダウンロードしておけばネット回線なしでも情報を閲覧できるところだろう。東京ゲームショウに向かうまえにアプリをインストールし、各コンテンツをダウンロードしておけば、アプリ内の「マイフォルダ」からオフラインで確認できる。会場内はWi-Fiが制限されている箇所もあるので、アプリ使用の際は予めコンテンツをダウンロードしておこう。


軽く触った感じでは、MAPも使いやすそうだ。ブースが密集している箇所はタップすれば詳細が表示されるので、気になったらタップしてみよう。MAPや出展社情報以外にも、「TGSの歩き方」として注意事項もまとめられているので、ビジネスデイに行くひとも一般公開日に行くひとも一度は目を通しておこう。

アプリリンク:
TGSガイド(※現在は配信されていないようです)

2013年9月17日火曜日

『Pivvot』小気味よいリズムでピボットしよう

Pivvot(iTunes 300円)
開発:Whitaker Trebella


【今週のApp】で取り上げられた『Pivvot』というアクションゲームが、シンプルながら気持ちのよいBGMと操作性で気に入ってしまった。


操作対象であるボールが障害物にぶつからないように、上手くピボットしていくというシンプルなゲームだ。バスケのピボットターンよろしく、軸足をコースラインに乗せて華麗に障害物を避けていこう。画面の右側をタップすると時計回りに、左側をタップすると反時計回りにボールはピボットする。


モードはチェックポイントを通過しながら一連の障害物を避けていく「VOYAGE」モードと、ひたすら障害物を避け続ける「ENDLESS」モードがある。それぞれのモードをクリアすると更に難しい「EXPERT」モードが開放され、最終的に「BERSERK」モードまであるのでやり込み要素もなかなか。

なんてことはないゲーム性だが、どちらの方向にピボットさせるかという判断を素早くしていく必要があり意外と難しい。テンポが大変良くBGMも心地よいので、程よい難易度と相まって一度プレイしたら止めるタイミングを見失ってしまった。気になったらこの機会に是非遊んでみよう。

アプリリンク:
Pivvot(iTunes 300円)

「パズドラ」がカプコンの2タイトルとコラボ開催中

パズル&ドラゴンズ(iTunes / GooglePlay 基本無料)
開発:GungHo Online Entertainment, Inc.

ドラゴンズドグマ クエスト(iTunes 基本無料)
開発:CAPCOM

モンハン商店 アイルーでバザール(iTunes 基本無料)
開発:CAPCOM


世間では「おばさんがひたすらクッキーを焼くクリックゲーム」が流行っているようだが、これは「ステラおばさんのクッキー」の巧妙なステマではないか。先週の土曜日にモンハン新作が発売されたのでこの三連休はモンハンの話題に持ち切りになるかと思いきや、Twitterではクッキーの話題ばかり。エンタメの世界は先が読めないと本気で感じる日々だ。

というわけで、現在進行形で一世を風靡している「パズドラ」とカプコンの2タイトルがコラボ開催中なのも思い出してあげよう。コラボ作品は『ドラゴンズドグマ クエスト』と『モンハン商店 アイルーでバザール』。気になるイベントの詳細は下記をチェックだ。

コラボ情報ページ

モンハンどころか3DSを持っていない筆者は、iPhoneでアイルーを眺めて心を落ち着かせることにしよう。パズドラでコラボ中のiOSゲーム『モンハン商店 アイルーでバザール』は、モンスターハンターに出てくるアイルーが主人公の経営ゲームだ。


タイトル画面の「タッチでスタートニャ!」から既に可愛い。


「アイルーでバザール」はシンプルでサクサク遊べる経営ゲームだ。可愛い相棒アイルーと一緒にバザールに様々なお店をつくりお金を稼いでいく。商品を売るのはもちろんアイルーなわけだが、可愛らしくとことこと歩いてお客さんに売りさばく姿は見てるだけで可愛い。


お店で売る品物を仕入れに行くのも、もちろんアイルーだ。アイルー同士でパーティを編成して冒険に出かける。アイルーによって収穫できるものが違ったり、スキルがあったり、仕入れのラストにはボスが待ち構えていたりと、ソーシャルカードゲーム要素がわりと強くなっている。ただ、可愛いアイルーの姿は見てるだけで癒やされること請け合いだ。

経営ゲームとしてのゲームバランスやテンポは特筆すべきものではないが、このゲームはアイルーを愛でるためのゲームなのだ。アイルーが好きなら間違いなくオススメできるし、モンハンの片手間やクッキーを焼き疲れたひとにも是非触って欲しい。

アプリリンク:
パズル&ドラゴンズ(iTunes / GooglePlay 基本無料)
ドラゴンズドグマ クエスト(iTunes 基本無料)
モンハン商店 アイルーでバザール(iTunes 基本無料)

2013年9月14日土曜日

「ゲームライター座談会 in バンタン」とある宣伝担当の感想

ゲームライター座談会 in バンタン
日時:2013年9月14日 14:00-17:30
会場:バンタンゲームアカデミー(東京・中目黒)

Twitterを眺めていたらゲームライター座談会なるものが開催されると知り、面白そうなので行ってきた。イベントの概要は下記のページで確認していただきたい。

ゲームライター座談会inバンタン【9月14日(土)東京】

最近このブログをはじめたものの、筆者は宣伝担当として媒体に記事作成や取材を頼む側の人間である。筆者自身、フリーランスでシナリオライターとしての経験はあるものの、ゲームライターの知り合いはほとんどいないので未知の領域だった。座談会では色々と興味深い話が聞けたものの、メモをとらず聞いていたので気になったトピックごとに感想を連ねるだけに留める。


・ゲームのレビューは主観的に

ある程度ポリシーというか哲学が絡む部分かもしれないが、池谷さんの「ゲームのレビューは主観的に」という話が個人的に一番印象に残った。どこまでそのゲームをやり込むか、どういった状況でプレイするか、過去にどんなゲームを遊んできたか。そういったパーソナルな要因で、ゲームに対する印象は変わってくる。そこを無視して当たり障りのないレビューをすることも可能なのかもしれないが、それだと面白くない。

例えば、ハードウェアのようにカタログスペックを比較したいという場合は客観的なレビューを心がける必要があるだろうが、「ゲームのレビュー」に関しては主観を取り除かない形でなるべく正しい情報を伝えるのがベストなのではと感じた。

・ライターには企画提案能力も求められる

鴫原さんのお話のなかで特に強調されていたが、ライター自身に企画提案能力が求められるというのは正直意外だった。もちろん、「あるに越したことはない」という程度に認識していたが、ライターは依頼された内容をまとめる作業が多いイメージだったからだ。

紙媒体のゲーム雑誌における紙面争奪戦の話などを聞くにつれ、自分が当初想像していた以上に、ライター自身が積極的に媒体に関わっていく必要性を感じることができた。

・イベント取材はスピード重視

以前、仕事で媒体各社を呼んでPRイベントを行ったことがあるが、媒体によって記事掲載までのスピードが異なるのを思い出した。当たり前といえば当たり前なのだが、石田さんから話が出て改めてスピードの重要性を感じた。ちなみに、以前行ったPRイベントで一番記事掲載が早かったのはスポーツ新聞系のWeb媒体だった記憶がある。

・Web媒体では見出しが特に重要

小里さんからお話があった見出しのキャッチさも、ゲーム媒体に関わらずインターネットでバズらせるためにもっとも重要なファクタのひとつだろう。いわゆる「釣り」っぽいタイトルや、攻撃的な論調が多くなる恐れもあるので健全とは言えないかもしれないが、チャネルに合わせてキャッチを考えるスキルはライターだけでなく宣伝やPR担当者にも必要なスキルだと肝に銘じたい。

・日本語でレビューを書く限り「お・も・て・な・し」になる

海外のレビューに比べて日本のレビューはヌルいという議題になったときに、小野さんから出た話だ。英語ならアメリカだけでなく欧米はもといアジアにも向けたメッセージになり得るが、日本語で書く限り日本国内という狭い範囲のひとにしか伝わらない。なので、どうしても「おもてなし」が現れたレビューになってしまう。この問題を解決するには英語でレビューを書けばいいのだろうが、日本国内に向けた生産的レビューのやり方については、まだ議論の余地が残りそうだ。

・宣伝する側としてのゲーム媒体の価値

「これからのゲーム媒体はどうなるか」という話がされていたので、筆者なりに考えてみた。分水嶺は「ゲーム媒体によってタイトルのファンが育まれるか否か」だと感じる。プレスリリースをそのまま掲載するロボット的な媒体は、情報をキャッチアップしたい業界向けではあるかもしれないが、ユーザーにとってそれほど価値があるものではない。

もちろん、取り上げられるタイトルにゲームとしての魅力がなければファンを作るという目的も上手くいかないだろうし、昨今のソーシャルカードゲームでは継続的なファン育成は難しいのかもしれないが……。

そんな筆者にとって理想的なメーカーとゲーム媒体の取り組みは、電撃PlayStationのFFXI攻略ゲームキャストのロードラ特集のふたつだ。宣伝という枠を越えて、媒体側もゲームのファンになって特集を組むのが一番健全だ。これからのゲーム媒体を盛り上げるたったひとつの冴えたやりかたは、媒体側が思わずファンになってしまう魅力的なゲームを、メーカーがたくさん作ることだ。という、投げっぱなしジャーマンスープレックスな結論で締めたい。

イベント詳細:

2013年9月13日金曜日

『Sally's Spa』可愛いあの娘の笑顔のために

Sally's Spa(iTunes 300円)
Sally's Spa Lite(iTunes 無料体験版)
開発:Games Cafe Inc.



仕事で疲労が溜まってくると、サウナやマッサージに行きたくなる。もっと男性も入りやすいエステやスパが増えればいいのに、と感じる毎日だ。我々は癒やしを! 癒やしを求めている! というわけで、男性客も多いスパを運営するのが、今日紹介する『Sally's Spa』だ。



前作にあたる『Sally's Salon』で一財産あてたらしい「Sally(サリー)」。そんなサリーが、幼なじみである褐色少女「Nell(ネル)」の招待で、まったりバカンスしてるところからはじまる本作。ネルはスパ向けのアメニティを売る仕事をしているようだが、最近になって近所のスパを経営する親戚がリタイアして困っている。困っているネルを見かねてサリーは、「ねえ、そのスパいくらで売ってくれる?」と持ちかけた。

と、オープニングからぶっちぎりでアメリカンな感じで素敵だ。日本の同種のゲームなら「親戚が経営してる温泉宿を、夏休み中の女子高生がお手伝いする」くらいになりそうだが、サリーは幼なじみ相手にも大変ビジネスライクなのだ。



英語版のみだがルールとしてはいたってわかりやすく、誰でも楽しめる内容になっている。次々と来るお客さんを吹き出しに描かれた要望通りに誘導して、サウナに入れたりマッサージしたりと要求に応えてお店をまわしていく。中盤以降になるとお客さんも次々と来店していくので、効率よくさばいていくのが重要だ。あまり待たせ過ぎてしまうと、ハートが1つずつ減少していき、最悪怒って帰ってしまうから気をつけよう。


具体的には、お客さんをドラッグして要望の設備に運んで、移動が終わったお客さんをタップすることでサリーが対応を行うといった感じだ。対応方法は設備によって異なる。基本は自動でボタンを入れたりマッサージをするのみだが、場合によっては上記のように「お客さんが笑顔になってるフェイスマスクを左右ボタンで選択する」という簡単なミニゲームになっている。



稼いだお金で設備のグレードアップを図ったり、従業員を雇うこともできる。従業員は「サウナのボタンを入れてくれる」「ティーメーカーのボタンを入れてくれる」などだいぶラクな仕事内容なのだが、お客さんが増えてきて猫の手も借りたい状況になると役に立つのは間違いない。


また、物品の販売要素もある。オープニングに出てきた褐色少女ネルが教えてくれる「需要メーター(上記画面の左部)」を参考にしながら、商品棚に入るだけ需要の高い物品を入れておこう。物品は「お客さんが待合席にいるとき」購入してくれる。ただし、最初のお客さんは絶対に物品を購入しないので、物品購入を待たず即座に対応してしまおう。



お仕事ゲームとして大変完成度の高いゲームなので、この手のゲームを触ったことないひとや、英語に少し抵抗があるひとも是非一度試してもらいたい。体験版のLiteでも最初の5ステージだけ遊べるが、広告表示はやや多い印象。何ステージか遊んでみて楽しそうだと感じたら、折角なので有料版でプレイすることをオススメする。

上記オープニングの一幕からもわかるように、褐色少女ネルは大変可愛らしい笑顔を見せてくれる。可愛いネルの笑顔を見るためにも、テキパキ効率よくスパを切り盛りして一財産儲けてみよう。

アプリリンク:
Sally's Spa(iTunes 300円)
Sally's Spa Lite(iTunes 無料体験版)