2013年10月17日木曜日

『おしおきパンチガール!!!』ヘンタイ大国ニッポン

おしおきパンチガール!!!(iTunes 基本無料)
開発:e-Dragon Power Co.,Ltd.


日常生活ではヘンタイなんぞになるべく会わないで生きていきたいものだが、ゲーム内やフィクションのなかだとわりと愛らしいよね。と思うのは、筆者だけだろうか。そんなわけで、ヘンタイをおしおきできる素敵なアプリが登場した。それが、今日紹介する『おしおきパンチガール!!!』だ。


ここは、ヘンタイ大国ニッポン。


制服にマスク、そしてパンチンググローブ……。客観的に見ればだいぶ恥ずかしい格好をしている女の子が、本作の主人公。ヘンタイをおしおきするのが趣味な、普通の女子高生だ。対するヘンタイは、まあ、見るからにヘンタイだなあと思うステレオタイプなヘンタイさをもっているので、おしおきと称して殴っても安心だ。ヘンタイと戦うまえにワザをセッティングすることもできるが、最初はあまり難しいことは考えなくてもOKだ。


かなりステレオタイプなオタク像をモチーフにしているとはいえ、ヘンタイはおしおきされるべきだなあ、となんとなく感じてしまうステージ合間の掛け合い部分も面白い。


さて、実際のゲームパートだがルールは単純だ。ヘンタイを地面に落とさないよう、様々な攻撃をタイミングよく繰り出しボコボコにするのみ。ただ単にボタンを連打していればコンボが続くわけではなく、攻撃に備わっている方向属性を把握しながら、タイミングを見極めて殴る蹴るを繰り返す必要がある。攻撃を重ねれば自然とヘンタイは重力に引きずられ落ちてくるが、一定のコンボ数に達せば重力リセットがかかり持ち直しやすくなるぞ。

コインで新しいワザを覚えたり、主人公のコスチューム変更要素もある。いわゆる体力制なので連続プレイできないのは少し残念だが、空いた時間に気晴らしをするにはちょうど良いゲーム性だと感じる。


ステージクリアするとヘンタイ的なルーレットもまわせる。見ての通り下品でお馬鹿な世界観なので、人を選ぶかもしれないのが気になるところか。女の子のセクシー要素は今のところないので、そういうのを期待している大きなお兄さんがたにも勧めにくい。とはいえ、パッと見の世界観を許容できればアクションゲームとして楽しめるのでオススメだ。

アプリリンク:
おしおきパンチガール!!!(iTunes 基本無料)

『FIST OF AWESOME』これが本場のベアナックル!?

FIST OF AWESOME(iTunes 400円)
開発:I FIGHT BEARS LTD


ベルトアクションゲームが好きだと『PrincessFury』の紹介記事の際にも書いたが、先日かなりシュールで意外と楽しめるベルトアクションゲームがリリースされたので早速紹介しよう。木こりっぽいおっさんがなぜか素手でクマと戦う、破天荒なアクションゲーム『FIST OF AWESOME』だ。


上記画面を見ていただきたい。なんか左手が喋っているような気がするが、そんなこと些細な問題だ。ほどほどに粗いドット絵は、見るものをタイムスリップさせるインパクトをもつ。基本となるゲーム性は、『ファイナルファイト』や『ベアナックル』よろしくベルトアクションゲームだ。

画面左側をスライドさせることで移動、右側で攻撃操作だ。グラフィックは見ての通りだが攻撃バリエーションは豊富に用意されている。タップでパンチ、連続タップでコンボ攻撃、ホールドで溜め攻撃、さらに下方向にスワイプでダウン中の敵にガシガシ追い打ちも可能だ。さらに、上方向にスワイプすれば華麗にジャンプし飛び蹴りも。横方向にスワイプで気絶属性のあるキックを繰り出すことができ、気絶させた敵に近づき再度タップすれば投げ飛ばすこともできる。


各ステージのボスとしてクマが登場する。二足歩行だし人語も自在に操るこいつらの攻撃はなかなか強力なので、ベルトアクションの王道に従いしっかり軸ずらしで回避行動をとる必要があるぞ。それほど難易度が高いわけではないが、プレイ感覚は古き良きベルトアクションゲームのそれなので十二分に楽しむことができる。ステージクリアでポイントを貯めることによる、簡単なレベルアップ要素もある。


ストーリーモードだけでなく、ARENAモードも用意されている。こちらは迫り来る敵の猛攻をいなしながら、時間制限内に「17Hitコンボを狙え!」などのミッションをクリアしていく形式だ。主人公のTim Burr以外にも使用できるキャラクターが用意されているので、空いた時間に楽しむにはボリューム充分だ。

グラフィックのチープさと一発ネタ的なコンセプトではあるものの、クラシックなベルトアクションゲームとして満足できるレベルにある本作。値段的にやや手を出しにくいと判断するひともいるかもしれないが、秋の夜長に素手でクマを倒すのも一興だと思うぞ。

アプリリンク:
FIST OF AWESOME(iTunes 400円)

2013年10月10日木曜日

『チェインクロニクル』が『まおゆう魔王勇者』とコラボ開始

チェインクロニクル(iTunes / GooglePlay 基本無料)
開発:SEGA CORPORATION


当ブログでも取り上げた『チェインクロニクル』が2回目のコラボ。前回は『シャイニング・ブレイド』とのコラボだったが、今回は人気ライトノベル「まおゆう」とのコラボだ。気になるイベントの詳細は下記をチェックだ。

コラボ情報ページ

特設ページでは「まおゆう」の魔王役・小清水亜美さんと、勇者役・福山潤さんのインタビュームービーも公開されている。今回のTwitterキャンペーンでは、「まおゆう」出演声優のサイン入りポスターをゲットできるようなので要チェックだ。もちろん、酒場ガチャから「まおゆう」のキャラクタも獲得できる。

本作をはじめ、JRPG風スマートフォンゲームのラインナップも充実してきた。JRPG風ソーシャルゲームのムーブメントは年内をピークに、年明け頃にはまた別の波が来そうだ。次に何が売れるというのは正直わからないが、クオリティの高いゲームがF2Pで気軽に遊べるのはユーザーとしては楽しみなので期待したい。

アプリリンク:
チェインクロニクル(iTunes / GooglePlay 基本無料)

2013年10月9日水曜日

『Petanque 2012』南仏の紳士は銀球がお好き

Petanque 2012(iTunes 基本無料)
開発:Tangram3D


シュールという言葉は曖昧で便利なのであまり使いたくないが、画像だけ見るとなんともシュールなスポーツアプリを紹介しよう。「ペタンク」というフランス発祥の球技をモチーフにした『Petanque 2012』だ。


1人プレイだけでなく、1つの端末をまわしての2人プレイ(pass and play)にも対応している本ゲーム。ホーム画面のおじいさんもやる気満々だ。


紳士的なスポーツなので、試合開始前に対戦相手としっかり握手することも忘れない。


一見すると何をやるべきかわかりにくい「ペタンク」だが、ルールは単純だ。まず、先攻チームが目印となる赤い球(目標球)を投げる。その目標球に向かって銀の球を投げ合って、相手より近づけることで得点を争うゲームだ。


カーリングのルールを知っているひとは、それの球投げ版だと理解してもらえば早いかもしれない。相手の球にぶつけて目標から遠ざけたり、目標球を直接狙って自分だけ得するという戦略が有効だ。


球の投げ方には2種類ある。しゃがんで放るフォームと立って投げるフォームだ。距離を測りやすいのはしゃがんで投げるフォームだが、相手の球を狙ったりするには立って投げるフォームだ。ゲーム操作は2ステップで、まず球の投げる強さを決定。次に球を投げる方向を決定する。

チームで2つの球を持っており、両チーム球を投げ終わった段階で、目標球に最も近かったチームの勝利だ。負けたチームの球のなかで目標球に最も近い球を基準に、それより目標の近くに勝利チームの球があれば追加の得点。つまり、1ゲームで最大2ポイントゲットすることができる。先に5ポイントゲットしたチームが最終的に勝者となる。

広告をカットし、球数をチームごとに3つ、または6つに増やすことができるなど追加要素のある有料版『Petanque 2012 Pro』もある。1人で遊ぶにはシンプル過ぎるが、対人で対戦するとなかなか盛り上がるので、「なんとなく面白そう」と興味もったひとは試しに無料版から遊んでみよう。

アプリリンク:
Petanque 2012(iTunes 基本無料)
Petanque 2012 Pro(iTunes 100円)

2013年10月7日月曜日

『Avicii | Gravity』音楽って重要だよねと実感できる

Avicii | Gravity(iTunes 基本無料)
開発:U-Apps


プロモーション目的としたエンタテインメントアプリという位置づけは、先日レビューした『マヂヤミ彼女』以降個人的に気になっている。というわけで、スウェーデン出身のDJ、音楽プロデューサーの「Avicii(アヴィーチー)」の曲に乗れるアクションゲームが、今日紹介する『Avicii | Gravity』だ。


右端に指定された色の三角形を集めると得点だ。逆に、指定された色ではない三角形にぶつかるとダメージを受けてしまう。左右に上手くフリップしてレーンを変更しながら、目標となる三角形のみを集めていこう。


当たるとダメージを受ける障害物も出てくる。ぶつからないようにレーン変更して進もう。


上記のように逃げ道がない障害物の場合、体当たりで破壊する。上方向にフリップして体当たりができるぞ。体当たりで壊せるのはこれのみなので、避けられる障害物はキチンと避けることが大事だ。

シンプルなゲーム内容ながら、Aviciiの音楽に乗りながらプレイするととても気持ちがよい。シンプルでスタイリッシュさを売りにしたゲームの場合、音楽は本当に重要だなと改めて感じた。少し雰囲気が似ているところでは、先日レビューした『Pivvot』も音楽の良さが印象的だった。

また、プロモーションツールとして優秀だと感じたのは、アプリ内からAviciiの楽曲を購入でき、その楽曲に乗ってゲームをプレイできるステージがあることだ。デフォルトで収録されている『Wake me up』がかなり格好良いので、もっと色々な曲で遊びたいと素直に思えた。ゲームを通して、自然とファンを作っていくアプリは可能性が広がりそうだ。

アプリリンク:
Avicii | Gravity(iTunes 基本無料)

『Giant Boulder of Death』ゲームオ〜バ〜♪

Giant Boulder of Death(iTunes / GooglePlay 基本無料)
開発:[adult swim]


悔しさがフックになってやめどきがわからなくなるゲームがある。ギャンブルなんかは最たるものなのかもしれないが、ゲームオーバー時の陽気な歌が耳にこびりついてしまいやめどきがわからなくなってしまうのが、今日紹介する『Giant Boulder of Death』だ。



崖から転がり落ちる大岩を、端末を傾けることで左右に操作し人や動物を次々と弾き飛ばしていくこのゲーム。どういう原理か不明だが、タップをすれば華麗にジャンプも可能だ。トゲのついた障害物にあたったり、崖から落ちてしまうとゲームオーバーとなる。


左にあるゲージが溜まれば、大岩は更に巨大化しトゲまでつくスーパーモードに。トゲのついた障害物や、通常時だと破壊できない大きめの建物まで気持ちよく破壊することができる。


コインを貯めれば岩のパワーアップも可能だ。ジャンプ力アップにステアリング力アップ、トゲトゲの巨大岩モードの時間上昇の3つだ。ゲーム開始前にまわせるスロットによるパワーアップ効果も、コインを使って上げることができる。


ステージバリエーションこそ少ないが、ミッションをこなしていけば、道中で現れる障害物なども増えていく。人間型の障害物を弾き飛ばしたときに出る悲鳴は病み付きになるぞ。

シンプルながら意外と程よい難易度で楽しめるが、無料アプリの難点としてややあざとく誤クリック誘発するような広告表示が気になるところ。コインを貯めてパワーアップできる要素もそれほどやり込み甲斐があるわけではないので残念だ。

だが、アルプスの山頂に高らかと響く「ヨロレイヒ〜」的なリズムで「ゲ〜ムオ〜バ〜」と歌うバカらしいBGMなど、妙に癖になる要素も多い。『塊魂』のようなゲームを求められると厳しいが、ちょっとしたスキマ時間に遊びたいアプリを探しているなら是非遊んでみよう。

アプリリンク:
Giant Boulder of Death(iTunes / GooglePlay 基本無料)

2013年10月2日水曜日

『Temple Run 2』冒険王に、おれはなるっ!

Temple Run 2(iTunes / GooglePlay 基本無料)
開発:Imangi Studios, LLC


iPhoneアプリのジャンルとして、筆者はランニングアクションゲームが好きだ。手軽にできるし、縦画面でのプレイに最適化されているのも良い。スキマ時間にプレイできて、程よくプレイヤースキルが上達していく過程も楽しめる。ということで、今日紹介するのは名作ランニングアクションゲーム『Temple Run』の続編『Temple Run 2』だ。


ひたすらエンドレスに走り続けるタイプのランニングアクションゲームだ。基本操作は3つ。「①端末を傾けることでコースの左寄り、右寄りを走る」「②上方向にフリックでジャンプ、下方向にフリックでスライディング」「③分かれ道で左方向にスワイプで左折、右方向にスワイプで右折」だ。その他に、ゲージが溜まればダブルタップで装備しているスキルも使うことができる。


この手のラン系はバケモノに追われてるケースが多いのだが、『Temple Run 2』でもご多分に漏れず。Giant Demon Monkeyというモンスターに追われている。分かれ道以外で謝ってスワイプして曲がろうとしたり、レンガなどに躓いてしまうとモンスターが接近。2度目のミスでモンスターが再接近し、食べられてしまう。


コースのバリエーションも前作と比較してかなり増えている。たとえば、ロープにつかまってターザンよろしく駆け抜けるのは、想像以上に気持ちいい。

 

トロッコのステージもスピード感があって楽しい。片側しかレールがない場合は、しっかり端末を傾けてトロッコの重心を移動させよう。トロッコ面では特に、分かれ道での選択がシビアなので注意だ。

 

コインを集めたキャラ強化要素も、もちろん用意されている。キャラクターの購入で特殊能力が開放されるのだが、序盤にオススメなのが「BARRY BONES」の能力だ。彼が使用できる「COIN BONUS」は一瞬で50枚コインボーナスを得られるというもので、これが序盤のコイン集めに意外なほど効果が高い。

アビリティでまず強化したいのは、距離に応じてランクの高いコインが出現するようになる「COIN VALUE」だ。次に、道中に出現するアイテムの出現頻度を上げる「PICKUP SPAWN」。あとは、好みに応じてアビリティ強化を進めよう。


中毒性も高く、一度ハマると止め時を見つけにくいゲームでもある。ランダム配置のランニング系なので、かなり難度の高い配置になることもあるが、理不尽というレベルではないので納得感も高くプレイを継続できるだろう。グラフィック的には後発のゲームのほうが派手さはあるものの、手軽に遊びごたえのあるアプリを探しているひとには間違いなくオススメできるので、是非遊んでみてほしい。

アプリリンク:
Temple Run 2(iTunes / GooglePlay 基本無料)